国の交付金制度を活用した「プレミアム付商品券」が各地で発行されている。6月1日の「愛川とくとく商品券」に続き、7月1日には「清川村プレミアム付商品券」が発売された。販売開始直後から利用する人もおり、消費喚起に一定の効果が見られる。
清川村初のプレミアム商品券は、交流促進センター「清流の館」、JAあつぎ清川支所、宮ヶ瀬水の郷観光案内所の3カ所で販売が開始された。上乗せ率は20%。1冊5000円で、500円の商品券が12枚つづりになっており、6000円分の買い物ができる。発行総数は3000冊。担当の村産業観光課によると初日の販売冊数は3カ所合計で209冊。日ごとに販売数は伸びてきているという。
清川村のプレミアム付商品券は村内外の誰にでも購入でき、煤ヶ谷地区と宮ヶ瀬地区で利用できるため、これからの夏休みシーズンは観光でも利用できるのが特徴だ。宮ヶ瀬水の郷商店街の飲食店や旅館のほか、湖畔園地のバーベキュー場、カヌー、ロードトレインなどにも利用できる。
同課では「スタートの販売冊数は想定内。これから夏に向けて徐々に販売冊数が伸びていけば」と話す。
プレミアム商品券の販売開始から1カ月以上が経過した愛川町では、既に町内の事業者が愛甲商工会に換金手続きに訪れる姿が見られる。同商工会によると、換金率は全体の約35%で「10月31日までの利用期間を考えると、順調にご利用いただけているのでは」と同商工会の担当者は話す。
愛川町では過去に3度プレミアム商品券を発行しているが、いずれも上乗せ率は10%だった。今回は過去最大の20%の上乗せ率から注目が集まり、販売開始から数日で完売した。さらに、過去にあった大規模店と小規模店の利用制限を今回は制限しなかったため、当初は「大規模店へ利用が集中するのでは」との懸念もあったが、同商工会によると「まだ具体的な数値として統計は出ていませんが、換金に来られる事業者の方をみると、町内の幅広い店舗でご利用頂けている」と分析。「消費喚起に一定の効果があったのでは」と話す。
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