清川村PTA連絡協議会(今野郁夫会長)が11月19日、(公社)日本PTA全国協議会から表彰を受けた。11月12日には、昨年の村PTA連絡協議会副会長を務めた工藤道尚さんに神奈川県教育委員会から感謝状が贈られ、団体と個人で表彰を受けた。
日本PTA全国協議会の表彰は、長年のPTA活動を通して地域社会や国の教育の進展に尽力した功績に贈られるもの。村PTA連絡協議会では初の受賞。
受賞について今野会長は「昨年の神奈川県PTA大会での発表が評価されたのでは」と話す。
神奈川県のPTA大会は毎年11月に行われる。同大会では研究発表として、代表に選ばれたPTAがそれぞれの地域の特色や活動を映像などで紹介する。
昨年11月の同大会では、村PTA連絡協議会が発表担当に選ばれた。地域の伝統行事である青龍祭や、人と人のコミュニケーションを描いた映像で研究発表を行った。
清川村の青龍祭では、竹など自然の材料を使って長さ20mの巨大な龍を2頭作製するが、保存会の手ほどきを受けながら地域の子どもたちも毎年積極的に参加する。映像では大人と子どもが祭りの準備を通じて交流を深める姿や、祭りで叩く青龍太鼓の練習、大人と一緒に龍を担ぐ子どもたちの姿も登場した。
この他にも、村内で大雪が降った際、道を雪かきしている人を手伝う協力の輪が、地域のPTAなどを通じて徐々に広がるエピソードも紹介され、発表の会場では好評だった。
この映像を編集したのが、前副会長を務めた工藤さん。昨年は緑中学校のPTA会長も兼務していた。
様々な写真や村のビデオなど素材を集め、編集作業やナレーションなど、ほぼ一人で制作したという。「観ている人を飽きさせないように、いろいろな映像の時間配分に気を使いました」と工藤さん。同大会では発表役も担当した。
清川村には11年前から住んでおり、お子さんも4人いる工藤さん。これまでは仕事が忙しく、PTAの活動に参加したのは昨年が初めてだった。今回の感謝状に「功績のある人たちが表彰されているなかで、自分でいいのか驚きました」と話す。現在は村PTA連絡協議会の役員から退いているが「清川村のPTAは、親同士が協力し合ってとても運営がスムーズでいいですね」と、村ならではのメリットを話す。
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