愛川高校和太鼓部の卒業生で結成する和太鼓ユニット「打縁」が、今年の夏にロシア連邦サハ共和国で演奏を行った。この海外渡航の様子を紹介する「打縁シベリアに行く写真展」が12月8日(金)から24日(日)まで、愛川町文化会館で開催される。
サハ共和国では、かつての太鼓文化を再生しようと太鼓グループ「テティム」を結成し、和太鼓を学ぶため2010年から愛川町で研修を行ってきた。しかし、ロシア通貨ルーブルの下落で来日研修が困難になったことから、今回は日本からサハ共和国を訪問した。
訪問団には打縁メンバー7人に加え、プロミュージシャンや支援者など18人が参加した。一行は7月27日にハバロフスクで「第8回愛川笛と太鼓の音楽祭」を開催。躍動感ある迫力の演奏で会場を沸かせた。
7月29日には「アムール流域民族芸能祭」に参加。日本芸術団コンサートとして演奏を行ったほか、小太鼓3個と篠笛5本を寄贈した。さらに、7月30日には「先住民族芸能祭 極東のリズム」に参加。現地のテレビ局からも取材を受けた。帰国前の31日には、住民向けのワークショップで子どもから大人まで約30人と交流を深めた。
町文化会館1階展示コーナーで12月8日から始まる写真展では、今回の海外渡航と演奏など現地の様子を写真で紹介するほか、過去8年間の交流の記録なども展示する。12月9日(土)・10日(日)と23日(土)・24日(日)には、ビデオ上映も予定している。写真展の入場は無料。なお、期間中の12月16日(土)と17日(日)は他イベント開催のため展示は休止となる。
NOPユーラシアンクラブ・テティム受入れ実行委員会の諏訪部勲実行委員長は「小さく始まった交流がこのように広がってきた。これまでの活動を、写真で知ってもらえたら」と話す。
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