横須賀・三浦 教育
公開日:2023.03.24
海上航路で無線通信実験
「海洋クラブ」が成果発表
子どもたちが体験を通して地元の海について学び、海のスペシャリストの育成をめざす「横須賀海洋クラブ」。今年度、同クラブに参加している市内の中学生が3月9日、芝浦工業大学で開かれた学術講演会「電子情報通信学会総合大会」に出席し、海上での無線通信に関する実験の成果発表を行った。
実験は昨夏、「自作無線機で横須賀と千葉をつなごう〜海上で無線通信の実験」と題して、計4日間実施。同クラブ海洋マスター養成コースに所属する不入斗中2年の池田晴彦さん、小野陽海さん、沼井健さん、公郷中1年の和瀬田悠太さんが、一般財団法人電力中央研究所(長坂)の協力で取り組んだ。
4人と研究員は意見を出し合い、「海上で無線通信を使うことができたら、海での事故防止、救難、環境モニタリング、洋上発電、漁業などに役に立つのでは」と実験の目的を整理。低出力・長距離通信・低速度が特徴の無線通信(LPWA)を使い、陸上・海上間での電波強度の変化などを測定した。久里浜港と千葉県・金谷港(約11Km)を結ぶ東京湾フェリーも協力。しらはま丸の船首と船尾に無線局を設置し、運航中にデータを収集したという。
登壇した池田さんと和瀬田さんは、「海上と陸上の通信が連続的に可能であることが分かった」と総括し、担当研究員も「今後、海上で通信ネットワークを作る際の参考データになる」と活用に期待を寄せた。
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