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公開日:2026.09.11

横須賀ビール 「世界の誉れ」を手中に 国際大会で部門最高賞

  • 仕込み中のビールの品質を確認する醸造長の田村氏

    仕込み中のビールの品質を確認する醸造長の田村氏

  • 「世界の誉れ」手中に (写真2)

 横須賀市大滝町にある「横須賀ビール」が製造するクラフトビール「Yokosuka Red Brick(ヨコスカ・レッド・ブリック)」が、英国で開催された国際的なビールコンテスト「World Beer Awards(ワールド・ビア・アワード)2026」の「ビターオーバー 5・5%」部門の最高賞「ワールドベスト(世界一)」を受賞した。初挑戦で出品した4品すべてが受賞する快挙。三浦半島では、各地の醸造所をつなぐツアーや呑み比べイベントが頻繁に開かれているなど、クラフトビールがかつてない盛り上がりを見せており、シーンの牽引役として地域活性化の弾みになりそうだ。

 同アワードは、世界各国のビールを対象に年1回行われる国際大会。同社は6月に出品を行い、8月20日に審査結果が通知された。9月1日には代表の下澤敏也氏らが横須賀市の上地克明市長を訪問して「世界一獲得」を報告した。

 今回ワールドベストを獲得したレッドブリックは、英国発祥のスタイル「ESB(エクストラ・スペシャル・ビター)」に分類される。モルトの豊かな甘みとホップの華やかな香り・苦みが調和したコクのある味わいが特徴だ。今年5月に新作として登場させた銘柄であり、「店舗の特徴である赤レンガの外観とビールの赤茶色から名付けた」と醸造長の田村祐貴氏。ゆっくりと楽しむスタイルに適しており、フィッシュアンドチップスなどのパブ料理などと相性が良いという。

 同社の定番銘柄である「Yokosuka Beer Saison」がゴールド「Yokosuka Beer IPA」がシルバー、「Yokosuka Beer Weizen」がブロンズをそれぞれ受賞し、醸造技術の高さを示した。

 田村氏は、飲食業界から転身して醸造の道を歩み9年目。「味の個性を際立たせるなど、一口飲んだときの満足感を追求している」と語り、同店で提供している料理とのペアリングにも力を入れる。同社では、製造過程で排出されるモルト(麦芽)の絞りかすの有効活用にも取り組む。自社の大型乾燥機で加工し、おつまみ向けクッキーを開発するなど、環境に配慮した商品展開も進めている。レッドブリックは仕込みを行っており、10月初旬に提供する。その他の受賞銘柄は常時、大滝町の店舗と新港町のポートマーケットで味わえる。9月中旬以降、地域のイベントや百貨店の催事でも提供される。

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