横須賀・三浦 文化
公開日:2026.08.21
三浦海岸アートフェス 海の底に沈んだ6畳間 地元アート集団が異空間表現
海辺にアートを持ち込み、新しい海岸利用の形を提案する「三浦海岸アートフェスティバル」の企画の一つ「空き家ギャラリー芙蓉荘」(南下浦町上宮田3323)で、三浦市を拠点に活動するアートグループ「三浦漂流美術館aSOUBOU」が展示を行っている。8月30日(日)まで。
同ギャラリーは、海岸へ向かう動線上にある旧社員寮を活用し、若手や地元アーティストの発表の場を創出する期間限定の試み。区分けされた室内で8組のアーティストが絵画や立体作品など独自の表現を展開している中、4人編成の「aSOUBOU」も6畳の和室を「海の底へ静かに沈んでしまった部屋」をコンセプトとする独創的な世界観を繰り広げている。
グループは、三浦市内の海岸に漂着した海洋ゴミや廃材を利用して立体・平面の作品を生み出す活動を今春から開始。メンバーの光井妙江さん=人物風土記で紹介=が「ゴミとなる前の本来の役割に敬意を払い、作品へと変革させる」と語るように、シーグラスや浮き玉、トイレットペーパーの芯、農作物の出荷時に使用する梱包資材の廃材など役割を終えて捨てられたものに「命」を吹き込んでいる。
今回はダンボールで作られたタンスや船、トイレットペーパーの芯を用いたクラゲの触手などの立体作品群を配置。そこに光井さんが手掛けたシーグラスランプの光が合わさることで、時間が止まったかのような異空間を誕生させている。
三浦市の三戸エリアにある海辺の洞窟「つぶやき岩」をモチーフにした作品もあり、訪れた人の興味を惹きつけている。
神秘の洞窟「つぶやき岩」
展示奥にある洞窟アートは、新田次郎原作で1973年にNHKで放送された少年ドラマシリーズ『つぶやき岩の秘密』の撮影地となった三戸浜に実在する。物語は、旧日本軍が戦後に金塊を隠し、その謎の解明に少年が挑む展開。これに興味を持ったメンバーの岡友明さんが作品化を試みた。「つぶやき岩」という名称はドラマの作中で付けられたものだが、波で削られた岩穴が神秘さを醸している。
ピックアップ
意見広告・議会報告
横須賀・三浦 ローカルニュースの新着記事
コラム
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!













