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横須賀・三浦 文化

公開日:2026.08.21

田浦中3年 榊原さん 3年越しに叶えた渡米の夢 「横須賀と世界を繋ぐ架け橋に」

  • 前例中央が榊原さん

    前例中央が榊原さん

  • 渡米で得た「勇気」胸に (写真2)

 横須賀市立田浦中学校3年の榊原愛菜(まな)さん=写真左下=が、語学学習大手の(株)ECCと米大リーグのロサンゼルス・ドジャースに所属する大谷翔平選手が共同で企画する留学プログラム「ECC SHOW YOUR DREAMS 2026」に選出され、カリフォルニア州アーバインへ渡米した。

 同プログラムは「日本の子どもたちの海外への挑戦を応援したい」という大谷選手の思いから24年に始動。現地で異文化に触れ、自身の成長に繋げることを目的に毎年、小中高生50人が全国から選出されている。これまでの3年間でのべ3万5千人がエントリーしているという。

 榊原さんが参加を志したきっかけは、街で困っている外国人を見かけた際、自身の英語力に自信がなく声をかけられなかったこと。「世界中の人とコミュニケーションが取れるようになりたい」と決意した。プログラム初年度から毎年挑戦しており、3度目の応募で掴み取った悲願の切符。選出の知らせを受けて「諦めずに挑戦を続けてきてよかった」と振り返った。

 7月末に日本を発ち、8日間の滞在中、4日間は現地の語学学校で実践的な英語に触れた。そこで得たのは文法の正誤に囚われず、勇気を出して話してみることの大切さ。「米軍基地があり、身近に外国人が多く暮らす『横須賀』だからできることを探して実践していく」と話し、日本文化を英語で伝えるボランティアなどに意欲を見せている。

将来はパイロット

 夢は、世界の空を駆け巡る国際線のパイロットになること。幼少期に見た操縦士への憧れが原点だが、今は航空業界が直面する課題にも目を向けている。バブル期に大量採用された操縦士が2030年に一斉に定年を迎える「2030年問題」で人員不足が危惧され、女性の進出が今以上に求められている。その一方で女性パイロットは、体力的な壁や出産、子育てを理由に別の道を選択するケースが少なくなく、こうした現状を改善したいと「長く現場の一線で活躍する女性操縦士のロールモデルになりたい」と力強く語った。

 滞在中には大谷選手が出場する試合も観戦。「前人未到の領域に挑み、夢を現実にする姿に胸を打たれた」と目を輝かせる榊原さん。この夏の経験が大きな糧となったことを印象付けた。

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