年頭寄稿 明るい豊かな三浦を目指して 神奈川県議会議員 石川 たくみ
新年を迎え、皆さまが「今年をよい年に」と願っていることと思います。私も気持ちを新たに、より豊かな神奈川、安全・安心な神奈川を目指し、皆さまにとって良い年となりますよう今年も全力で頑張ります。
2020年東京五輪・パラリンピックのセーリング競技が、江の島で開催決定という明るいニュースが昨年入ってきました。五輪開催をきっかけに世界中から注目が集まることは、地域経済の活性化やシティセールスの絶好のチャンスです。神奈川、そして三浦市の魅力を国内外に発信し、経済的・文化的な効果を県民の皆さまが実感できますよう、努力していきたいと思っています。
水産業振興議連を設立
神奈川県議会議員の任に当たってから、250日が経とうとしています。皆さまのお支えのおかげで、充実した政治活動をさせていただいています。
私は、いままで県議会に存在していなかった水産業の議員連盟、「水産業を振興する議員の会」の設立に携わりました。神奈川県の水産業は、県民のみならず広く首都圏に向けて安全・安心な水産物の供給という役割を担っております。しかし、漁業就業者の減少をはじめ、漁業協同組合の経営悪化、漁場環境の悪化や水産資源の減少など、全国的に数多くの課題を有しているのが現状です。三浦市でも、遠洋漁業の衰退や従事者の高齢化などが起因し、三崎魚市場の取扱数量・金額はこの10年で約2分の1に減少しています。
また、先にあげた東京五輪・パラリンピックセーリング競技の江の島開催に向けて、漁業関係者との連携は欠くことができません。そこで、水産業振興を図り、豊かな食を支える活力ある水産業、自然と共生し県民と交流する水産業を目指すことを目的に自民党会派29名で議員連盟を立ち上げました。今後、県漁業協同組合連合会との連携を図りながら、各地漁業者との意見交換や調査研究に取り組み、県と三浦市の水産業の発展に貢献してまいります。
先進がん治療、始まる
先月、「神奈川県立がんセンター」(横浜市旭区)に重粒子線を利用してがんを治療する専用施設が開所しました。全国でも5カ所目、がんセンター病院棟と一体となった施設では世界初です。重粒子線治療とは、従来よりもがんを殺傷する能力が高い放射線で、難しいがんにも効果が期待できる上、正常な細胞を傷つけにくく副作用など患者さんへの負担も軽減できます。現在は健康保険適用外で高額な医療費が課題です。昨年11月、県は経済的負担を減らすため上限35万円の治療費補助(県内1年以上在住者)を決め、今年度補正予算に計上しました。治療を必要とする方々が安心して先進医療を受けられるよう尽力してまいります。
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