年頭寄稿 東京五輪に向け、三浦の魅力向上へ 神奈川県議会議員 石川たくみ
いよいよ令和2年がスタートしました。年頭に際し、気持ちを新たに今年も神奈川・三浦のさらなる発展のため、全力で職責をはたしてまいります。
東京五輪
「東京2020オリンピック聖火リレー」の詳細ルートが発表されました。三浦市では6月30日(火)、三崎フィッシャリーナ・ウォーフ(うらり)で出発式が行われた後、みうら・みさき海の駅から北条湾東まで約1・5Kmを200mごとにランナーが走る予定です。聖火ランナーには、三浦市在住のギャンビル・ウィリアム海音くん(12)が選出されました。
交通
2020年3月末に供用開始を予定していた三浦縦貫道路II期区間の開通が、工事遅延を理由に再び延期となることが、先月発表されました。
横須賀市林から三浦市初声町高円坊(市道14号)までの約1・9Km(北側区間)で、工事は08年度に着工し、本年度末の供用開始に向けて工事を進めていました。しかし、昨夏から秋にかけて梅雨の長雨や暴風を伴った台風が発生。県土整備局によると、跨道橋架橋の先行工事遅延や発生土の搬出に時間を要したため、再度工程を精査しています。
横浜横須賀道路衣笠ICから林出入口までのI期区間が開通して、今春で20年が経過します。三浦縦貫道路の全線開通を早期に実現すべく、働きかけてまいります。
子育て
先月11日の神奈川県議会第3回定例会「コミュニティ再生特別委員会」で、「児童虐待の未然防止と家庭教育支援」について質問しました。
児童虐待対応件数は、県内で1万7272件と毎年過去最高を更新しており、厳しい状況が続いています。未然防止には抜本的な対策が必要です。多くの保護者が子育てに不安や悩みを抱えながらも、地域の人間関係の希薄化によって孤立化。そこから生じる疲労感やストレスの高まりが、児童虐待増加の背景にあるとも言われています。コミュニティの最小単位である家族の在り方が変わってきている時代だからこそ、社会が支えていかなければなりません。三浦市では、親御さんの子育て支援に取り組む「はっぴー子育て応援団」が活動しており、県内初、文科省の家庭教育支援チームの認定を受けました。こうした児童虐待未然防止についての地域の取組みを支援すべきとの考えのもと、子育て支援・家庭教育支援について問い質しました。
観光
横浜・箱根・鎌倉に次ぐ国際観光地を創出する県の「新たな観光の核づくり」事業は、今年度時限を迎えます。
三崎・城ヶ島では海上イケス釣堀の誕生や回遊性向上、城ヶ島西部景観整備などで地域活性化への機運が高まりを見せ、入込観光客数の増加に寄与。こうした地元の盛り上がりを後押しするため、城ヶ島大橋の渡橋料も今年4月から無料化されます。
黒岩知事は同交付金にかわる支援策について、「来年度予算編成に向けて検討する」と、継続支援の意向を示されました。
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