連載 100まで元気!健康ワンポイントアドバイス 三浦市社会福祉協議会 成田慎一
第四十回「コロナフレイル実践編【8】」
約2カ月にわたる緊急事態宣言で、生活に様々な影響が出ていると思います。特に移動制限から来る外出機会の減少は、昨年からずっと続いているのではないでしょうか。実際、三浦市における令和3年度「フレイルチェック」の結果によれば、「昨年と比べて外出の回数が減っていますか」という質問で、128人中76人が「はい」と回答し、約6割が該当していました。ワクチン接種も進んでいますが、改めてウィズコロナの生活様式を確立することの大切さを感じています。
さて、前回お話しした筋肉の衰えは、なかなか気付きにくく、ある程度進んだところで「歩く速さが遅くなった」や「歩幅が狭くなった」、「つまずきが多くなった」等、自覚することが多いのではないでしょうか。この状態まで進むと初期の「フレイル(虚弱)」の可能性があります。そこで簡便なチェック方法として、「指輪っかテスト」を覚えておくとよいでしょう。両手の親指と人差し指で輪を作り、ふくらはぎの一番太いところを囲んでみます。女性の方はなんとか細くなるように囲もうとされますが、結果は逆で「囲めない」状態が合格。つまり筋肉量が多いと推定されます。ここでは2点ポイントを伝えています。「指輪っかは自分の基準だから他人の足は測ってはだめ」、「65歳を超えたら、ふくらはぎが太いことを自慢してください」と。「指輪っかテスト」等の体験は10月5・12日の講座か、13日の測定会へご参加ください。(問)【電話】046・888・7347。 (つづく)
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