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公開日:2021.11.05
“お菓子”な三浦野菜を考案
関東学院大生ら産学連携
新たな名物づくりを通じて三浦野菜の魅力発信、地産地消を促進しようと、関東学院大学の学生らが、「みうらご当地野菜のスイーツ」を開発。11月14日(日)から三崎港のうらりマルシェ2階やさい館で販売される。試行錯誤の末の商品化に、同店や学生らは「たくさんの人にぜひ食べてもらいたい」とPRしている。
取り組みは関東学院大学とうらりマルシェを運営する三浦海業公社、フードコーディネートや商品開発事業を展開するエミッシュの3者による産学連携事業。新型コロナウイルスの感染が拡大し、従来の集客イベントの開催が困難だったうらりマルシェ。コロナ禍の影響を受けにくい新規事業を模索していたなか、まちづくりについて学ぶ地域創生学科の木村乃ゼミの学生ら(卒業生含む)と昨年8月から、三浦野菜のスイーツ開発に乗り出した。「特産はたくさんあるが、地場食材を使ったスイーツがまだ少ないと考えたのがスタート」とプロジェクトの立ち上げ経緯を同社の若澤美義さんは話す。
エミッシュのフードコーディネーター荻ありすさんの監修で、素材となる野菜選びや、どのようなスイーツにするかなどアイデアを交換。その後、三浦・横須賀の主婦らを中心としたローカルインフルエンサーによる試食会も行われ、販売に向けて意見を出し合ったという。「開発時は甘みの強い春キャベツを使用して好評だった一方、試食用に初夏のキャベツで作ったところ味が変わってしまい苦労していたが、頑張ってくれた」と若澤さん。緊急事態宣言の発出で今夏の販売開始予定から3カ月遅れでのお披露目を迎える。
素材の風味いかす
人参とキャベツは、素材の風味をいかし、それぞれのペーストと生クリームをたっぷり入れたシュークリームに。オレンジ色が鮮やかな「キャロッシュ」、食物繊維たっぷりの「キャベシュ」と名づけた。また、アイスやコーンフレークなどと、柚子が効いたなます風やスティック状の大根を一緒に盛り付けた「だいこんパフェ」を開発した。
値段は300円〜400円(予定)、イートインで各日数量限定。11月14日の初日は、学生が店頭に立ってPR販売するという。営業時間は午前10時(土・休日9時)から午後5時。詳細は三浦海業公社【電話】046・881・6721
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