年頭寄稿 誰もがその人らしく暮らせる、共生社会三浦へ 神奈川県議会議員 石川たくみ
令和4年の幕が開きました。昨年はワクチン接種が進み、社会経済活動の制限緩和に向けた考えが示されました。今後も、第6波や新たな変異株への警戒は強めながらも、日常生活が早く取り戻せるよう県政を前進させます。年頭にあたり、私も気持ちを新たに、神奈川・三浦のさらなる発展のため、全力で職責を果たしてまいります。
大河ドラマ好機に
1月9日から放映予定のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』は、鎌倉を中心に三浦も含めて神奈川の各地が舞台になります。そこで県は、ゆかりの地がある県内14市町と連携し、協議会を設置しました。特設ウェブサイトの開設、周遊マップ配布やポスター掲示、歴史や文化を発信するオンラインツアーなどを実施することで、観光コンテンツの魅力を発信させ、県内経済の活性化をめざします。
日銀横浜支店の試算によると、放映に伴う県内への経済波及効果は260億円に上るとされ、コロナ禍で落ち込んだ観光・旅行消費回復の好機です。
作品の主要人物である、三浦義村や和田義盛ゆかりの地が三浦市にもあります。関係機関と連携を密に、地域活性化に繋げていかなければなりません。
海底熟成ワイン特産化
12月14日の総務政策常任委員会で、私は「三浦半島魅力最大化プロジェクト」について質問しました。同プロジェクトで県は様々な支援をしていますが、1つに「小網代湾海底熟成ワイン」事業があります。その名のとおり、地元協議会等が小網代湾の海底で半年間寝かせたワインの特産化をめざすものです。
昨年7月に県は、海に沈める「じゃ籠」設置のための三崎漁港区域内水面一部占用を許可しました。また、横須賀三浦県政総合センターの仲介によって、横須賀市内の事業者からワインを入荷することになったそうです。
このように自ら危機感を持ち、リスクを負って地域で活躍する方々と連携し、活性化していくことが大切であり、今後も活動に対して財政面を含め支援していくよう要望しました。
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