戻る

三浦 文化

公開日:2023.09.22

97歳現役歌手が熱唱
シニアに元気注入

  • 圧巻の歌唱力で十八番を歌い上げたマーサさん

 芸能一座「フルーツバスケット」は9月10日、横須賀市の西コミュニティセンターで開かれた武山地区敬老会に出演した。一座最高齢、97歳のマーサはまなすさん=人物風土記で紹介=も歌声を披露。会場に集まった100人以上のシニアに元気を与えた。

 「私たちのまちをもっと元気に・楽しく・ハートフルにしよう!」をモットーに1991年6月、横須賀市役所職員や市民アーティストで結成された一座。現在約120人の座員が、三浦や横須賀などでボランティア公演を実施している。

 今年4月、マーサさんは公園を散歩中に転倒。両足首の捻挫で病院に救急搬送され、要介護4の認定を受けた。車椅子での生活を余儀なくされたが、持ち前の身体の強さと回復力で、6月にはステージに復帰した。

 この日は、自身の十八番『ふたり酒』(川中美幸)を熱唱。その後、「えっへっへ。一生懸命に歌いました」と話し、照れ臭そうに舞台袖にはけていった。それを見ていた観客の女性(87歳)は「私なんて普段杖なしでは歩けないから本当に驚いた。勇気づけられもした」と笑顔で語った。

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS