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公開日:2026.07.24

鎌倉市消防本部 熱中症に警鐘鳴らす 件数減も「軽視しないで」

  • 熱中症に注意を呼び掛ける消防本部の大場さん

    熱中症に注意を呼び掛ける消防本部の大場さん

 神奈川県では、今月16日に初の猛暑日(35度以上)を記録した。昨年より約1カ月遅れでの到来。今後、気温の急激な変化により、熱中症のリスクが高まることが予想され、鎌倉市消防本部が警戒を呼び掛けている。

 同消防本部によると、5月1日〜7月16日の期間に熱中症として搬送されたのは9件だった(速報値)。昨年の同時期は45件、一昨年は14件の搬送があり、「今年は比較的涼しい日が長引いたのが理由では」と鎌倉市消防本部警防救急課の大場絢友さんは語る。

 全国的にも、昨年の同時期と比べた搬送数は激減しているが、大場さんは「決して油断してはいけない」と訴える。「涼しい日が続いていたからこそ、急激な温度変化に体が耐えられず、熱中症になる危険が高い」と警鐘を鳴らしている。

死亡のリスクも

 熱中症は「軽視されがち」な病気だが、重症化すれば後遺症や死亡のリスクを伴う。厚生労働省によると、2024年には、熱中症で2160人が死亡した。脳や神経にダメージが残り、ふらつきや記憶障害が残ることもある。

 熱中症患者は年々増加しており、昨年の搬送数は調査を開始した2008年以降、初めて10万人を超えた。また、2024年に日本救急医学会により、「熱中症診療ガイドライン」が約10年ぶりに改訂され、重症度IV度が追加。搬送数が増え、緊急性の高い患者を見落とさないために、段階が細分化された形だ。

熱中症になったら

 もしも自分や周囲の人が熱中症になった場合、「涼しい場所への避難」「首筋や脇などを冷やす」「水分、塩分の補給」が基本の処置となる。

 ただし、自力で水分が飲めない場合や意識がはっきりとしない時は、誤嚥のリスクがあるため注意が必要だ。

エアコン躊躇わないで

 屋外のイメージが強い熱中症だが、実際は住居での発症数が最も多く、寝ている間に起こる「夜間熱中症」の例も目立つ。大場さんは「気温の高い日には、日中も寝る時も躊躇わずにエアコンを」と呼びかける。

 「これくらいなら大丈夫」という油断が危険を招く。暑さ対策、水分補給を怠らず、異常を感じたら、速やかな119番通報が必要だ。

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