連載 100まで元気!健康ワンポイントアドバイス 三浦市社会福祉協議会 田村純
第六十八回 体重維持と多様な食品の摂取
こんにちは。管理栄養士の田村純です。就労支援課の事業所どんまいで配食弁当の献立作りや調理、衛生管理を担当しています。また、地域福祉課と連携して地域のサロンで栄養講話をする機会もあり、地域の皆さんと触れ合える貴重で楽しい時間を過ごしています。
今回は、住み慣れた地域でいつまでも自立した生活をするために、気をつけたい食事のポイントをお伝えします。
ポイント【1】「体重測定で身体の変化に気を配る」。普段の食事量が適量かどうかを判断する最も手軽な方法が、体重測定。高齢期は特に体重の減少に気をつけたいところ。体重が減るにつれて筋肉量も減り、転倒や脱水症・熱中症になる危険性が高くなります。そうならないためにも、医師から体重を減らすように指示されている方以外は、体重を減らさない食事の工夫が必要です。
ポイント【2】「いろいろな食品を毎日食べる」。身体に必要な栄養を満遍なく摂るためには、いろいろな食品を食べることが重要です。とはいえ、自分で食事を準備すると食べ慣れたものや好きなものに偏る傾向があります。そこで普段の食事でどれくらいの種類の食品が摂れているか、どんな食品が足りないか、を簡単に確認することができるチェックシート(※)がおすすめ。10点満点で7点以上が理想ですが、地域のサロンで記入してもらうと、普段の食生活に不安を感じている方は、点数が低い傾向にあると感じます。チェックシートは「食品多様性摂取スコア」で検索すると出てきますので、興味のある方はぜひチャレンジしてみてください。
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