矢部ふさおの「花たれ雑記【1】」 中央道路整備の議論どこに
漢詩の表現ではありませんが、白髪両鬢に蒙る様相となり、私矢部ふさおは今年5月にて齢62となりました。月日の移ろいは早く、私が平成19年まで県議会議員として活動していたことを知る人は日々少なくなっているものと思っております。
さて、私が県政より一線を退いてから逗子市、葉山町は大なり小なり変遷を遂げました。良い部分では両市町とも子育て環境が充実しつつあることや増加の一途を辿る高齢者の方がより安心して暮らせるまちづくりが進んでいるように思います。
一方で、まちの大きな課題であるはずなのに当時から全く進展していないものもあります。その一つが葉山町と逗子市とを結ぶ三浦半島中央道路の整備です。現在、南郷トンネル入り口から湘南国際村までを結んでいますが、本来、逗子警察署そばの交差点まで開通する計画であるのを皆様はご存じでしょうか。平成5年に市、及び県で都市計画決定され、20年には市議会で計画促進の陳情が採択されていますが、現状は全くの手つかずです。
特に夕方時分、逗子ICと逗子駅までを結ぶ県道で渋滞に悩まされている方は少なくないと思います。池子とイトーピア、ICと駅とを繋ぐ道はそれぞれ交通量が多いことに加え、当該箇所は交差点が変則的な十字路であることから慢性的な渋滞を引き起こしていますが、中央道路が出来、交差点周辺の道路環境を整備すれば円滑に車が流れるようになり、渋滞緩和に期待ができます。建設の賛否はもちろん、環境調査や両市町の協議、地元住民の方への説明と実現に向けた課題は多いですが、議論そのものが宙に浮いているのはいかがなものでしょうか。
実はこうした両市町の共通する課題に対し、市町を繋ぎ議論を進め、県へと働きかけるのが県議会議員の仕事です。次回は私が現役時代に取り組んだ葉山町長柄付近の渋滞緩和に向けた取り組みをご紹介いたします。ご感想、叱正など頂戴できれば有難くこれからの励みと致す所存です。
矢部房男
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