逗子・葉山 トップニュース政治
公開日:2023.01.01
「変化を実感できる年に」
2期目の舵取り 意気込み語る
新年の幕開けにあたり、本紙は桐ケ谷覚逗子市長にインタビューを行った。再選を果たし、2期目を迎えた2023年の抱負や、重点施策について聞いた。(聞き手=本紙編集長・関口雄貴)
――昨年はどんな一年でしたか。
新型コロナが依然として生活の一部であり続けるなか、基本的な対策を講じて注意をしつつこれまでの日常が少しは戻ってきた年でした。海水浴場の開設や、3年ぶりのイベントが開催できた時の市民の皆様の喜びや笑顔を拝見し、出口に向けた希望が見えました。
――長年にわたるいくつかの課題で動きがありました。
中学校給食については、ボックスランチ給食が始まってから8年間、保護者から「温かい給食」の要望をいただいていましたが、昨年9月から食缶方式に移行することができました。ようやく温かい給食を提供できるようになり、子どもたちからも好評の声が届いています。現場からの声をすくい上げ、改善すべきところは改善して、子どもたちの元気と健康につなげたいです。
――逗葉地域医療センター・逗子市保健センターへの進入路が、市としては45年ぶりとなる返還に向けて合意されました。
12月14日に行われた日米合同委員会において、同進入路が返還されることが合意されました。市としては、逗葉地域医療センターならびに逗子市保健センターへの唯一の通路である当該進入路を安定的に確保するため、2002年に返還申請しており20年越しの合意となりました。今後、測量や各種手続きを経るため具体的な返還時期は申し上げられませんが、市としては今年中に実現すれば、という思いです。
いわゆる池子問題は長きにわたって市を二分するなど市政に大きな混乱が生じていた時期がありました。多くの市民の思いが詰まった場所であると認識しています。市としては、当面の目標にしている共同使用地約40ヘクタールの返還について引き続き、取り組んでまいります。
――2期目に特に注力していく政策について教えてください。
まずは高齢者の移動手段の確保です。逗子市は高度経済成長期に団地が形成され、そこに多くの方が移り住み今があります。ただ、そうした方たちも年を重ねられ、運転免許を返納すると買い物をするにも一苦労というのが実情です。このままでは買い物難民が増えるだけでなく、外出機会の減少による健康問題、ひいてはまちの活力減退にもつながります。こうした状況を打開すべく、国や県、民間と手を組んで、私が先頭に立ってプロジェクトを推進していく所存です。これまでも、土砂災害を未然に防ぐためのICTを活用した実証実験など民間のノウハウを生かして行ってきました。
――「選ばれるまち」を掲げています。
逗子市は高齢化率が30%を超えており、若い世代の転入者数を増やすことは、持続可能な市の未来のためにも非常に大切です。そのためには、逗子市が選ばれるまちになることが重要と考えます。コロナ禍を機に都心の子育て世代の関心が逗子に向いている今、このチャンスを逃す手はありません。
選ばれるまちづくりを推進
そのための施策のひとつが18歳までの所得制限なしでの小児医療費完全無償化です。これまで他自治体から後れを取っていた分野でしたが、今年4月から実施します。
また、10億円を積み立てた公共公益施設整備基金などを活用しながら、学びと子育ての施設整備を行っていきます。一方、市内では自然を活かした魅力的な保育・放課後の活動をしている民間団体が多数あります。こうした所に子どもを通わせたいがために、移住してくる家族もいるほどです。このような民間の動きを行政としてもバックアップし、連携しながら今の時代に合わせた子育て環境の充実を図ります。
ただ、不動産関係者からは、「売る物件も貸す物件もない」という声を聞きます。市内には新たに住宅地を開発する余地はありませんが、その代わりに1500〜2000ともいわれる空き家が存在しており、その活用は急務です。希望者とのマッチングを行う「空き家バンク」のさらなる活用のほか、「終活」の一環としての空き家対策を啓発していきます。
――総合病院誘致について教えてください。
魅力的な地域づくりには地域医療の充実も欠かせません。大変ありがたいことに今、医師会との関係は非常に良好です。これまで逗子市は4度の総合病院誘致を行ってきましたが、いずれも実現しませんでした。その大きな要因は地域医療を支えている医師会との関係が構築できていなかったことだと考えます。
昨年7月に開催したシンポジウムでようやく医師会と市民、そして市が一緒になって「本当に必要な病院を考えていこう」とスタートラインに立つことができました。市民の方からの要望もいただき、今年も専門家を招いた勉強会等を開く予定です。これからの逗子市に必要な地域医療について、議論を重ねていきます。
――2期目の意気込みをお願いします。
市民の皆様にご協力いただきながら1期目で培った安定的な財政運営を基盤に、これからの4年間は積み立てた貯金も活用しながら、選ばれるまちづくりを進めていきます。今年1年は、市民の皆様が良い変化を実感できる年にしていく所存です。
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