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逗子・葉山 社会

公開日:2024.10.18

葉山の遊び場いまむかし
3世代マップ制作中

  • 遊び場の意見を出す子どもたち

 葉山町で子どもたちに関わる活動をしている有志が集まり、子ども・親・祖父母、3世代それぞれの子ども時代の遊び場を地図にまとめる「3世代遊び場マップ」の制作を進めている。

 企画の発起人、「HAYAMA居場所プロジェクト」共同代表の羽柴亜紗子さんは葉山への移住組。葉山での遊びの原体験がないため、子どもたちがどこで遊んでいるのかよく知らなかったという。「葉山は3世代葉山育ちという家族も多くいる。おじいさん、おばあさん世代の豊かな自然の中で遊んだ経験を聞き、子の世代に伝えることで、多世代交流にもつながればと思う」とマップ作りの意図を話す。

 9月30日には羽柴さんと一色小PTA会長の春日泰宣さんが、子どもたちのボアランティア組織、葉山ジュニアリーダーズの中学生メンバーに小学生時代に遊んだ場所のヒアリングを行った。「森戸海岸で水切り」「主馬寮(しゅめりょう)公園でバドミントン」「花の木公園の山の上に秘密基地」など、出てきた場所を付箋に書き、地図に張り付けていった。今後も各地域で子どもたちへの調査を続けていく。

 羽柴さんらは既に葉山町社会福祉協議会や自治会などを通じ、大人たちへの聞き取りも進めている。「今も自然が残る葉山は、意外に遊ぶ場所は昔と大きく違わないかもしれない」と話す。

 マップはA1サイズ(16折り)の両面カラー。来年3月の完成を目指す。

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