逗子・葉山 社会
公開日:2026.08.14
サーフセラピー柴田康弘さん 日本人初「アロハ・アワード」 海と波の力で心身をケア
由比ヶ浜を拠点に、海を通じて障害のある子どもたちやその家族を支援するサーフセラピー団体「うみがめくらぶ」(NPO法人TheSCCサーフセラピージャパン)代表の柴田康弘さんは、このほど、世界的な社会貢献賞「アロハ・アワード」(主催・国際サーフセラピー機構)で、日本人初の準優勝に輝いた。柴田さんは、鎌倉市と葉山町で介護事業を展開。葉山では、「葉山オハナデイサービスセンター」を運営している。
同賞は「思いやり・調和・奉仕の精神」を体現し、社会貢献する個人を称えている。柴田さんは10年以上にわたり日本で障害者サーフィンやサーフセラピーの普及に尽力してきた点が高く評価された。
2015年には、湘南地域の医療介護福祉に携わるサーファー仲間とともにボランティア団体「(一社)サーファーズケアコミュニティNami─nications」を設立。以来、特定の障害に限らず支援を続けている。
「サーフセラピー」は、海や波の力を借りて心身の健康や生活の質を高める新たなケアの形。太陽の下で五感をフルに使いながら波に乗ることで、脳内では「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが分泌されるという。研究パートナーの中部大学・津田聡子准教授(45)による調査研究でも、参加した子どもたちの心理的幸福感や友人関係、睡眠の質が改善することが実証されている。
柴田さんは、「ビーチが誰にとっても『自分の居場所』になればと思ってやってきた。より研究が進み、人材が育っていけば、日本中の海で活動が広がるはず」と、サーフセラピーの輪を広げていく構想を描いている。
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