施設の老朽化などから藤沢市が再整備を進めてきた「市藤沢公民館・労働会館等複合施設」(愛称・Fプレイス)が4月1日に開所する。公民館と労働会館だけでなく、福祉や児童施設など9つの公共施設の機能を備えた新施設に生まれ変わる。21日、オープンに先立って記念式典が開かれ、市関係者らが完成を祝った。
開設場所は旧労働会館跡地(本町1の12の17)。建物は地上6階建て、総工費は約45億円。
藤沢公民館は1964年、旧労働会館は76年に完成。いずれも老朽化が進んでいたことに加え、手狭だった同公民館を地区防災拠点として機能向上させる必要があった。そこで市は市公共施設再整備基本方針などに基づき、施設の複合化を検討。2施設に加え、藤沢市民図書室、藤沢西部地域包括支援センター、藤沢子どもの家(ふじっこ砦)、放課後児童クラブ、生涯学習活動推進室など全9施設を集約させた。運営は指定管理者の相鉄・チームふじさわ共同企業体に委託する。
施設内には多目的室、2・3階吹き抜けの定員300人が収容できるホール、体育室などを完備。
全て有料で利用することができ、9室ある会議室は2時間100〜1500円で貸し出す。また「若者しごと応援塾 ユースサポート・ユースワークふじさわ」では、仕事や自立に不安を抱える若者や家族の相談に応じる。
鈴木恒夫市長は「子どもから大人まで、多世代のための機能を備えた施設。藤沢地区はもちろん、色々な人に使っていただき、市民に親しんでもらえれば」とコメントした。
眺望良好 最上階にカフェも
施設6階にはレストラン「3+3CAFE(サンタスサンカフェ)」がオープン=写真。テラスからは江の島や富士山を望むことができる。
運営は市内で焼肉店などを展開するヨンドングループ。藤沢宿が東海道53次6番目の宿場町という歴史にちなみ、「産(3)地と産(3)地をつなぐ」という思いを込めた。ランチは600円から、カフェは350円から。午後5時からのディナータイムではアルコール類も提供する。営業は4月2日から。
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