藤沢から世界を目指すボクサーがいる。2019年に全日本新人王に輝いた森且貴(かつき)さん(20・辻堂在住)は1月14日、後楽園ホールで8回戦に臨む。勝利すれば、日本王者への挑戦権が得られるランキング上位に入る。「なんとしても勝ちたい」と意気込む。
森さんは、世界王者の登竜門といわれる全日本新人王に輝き、現在7戦無敗のホープ。世界王者の井上尚弥選手が所属する名門・大橋ジム(横浜)で腕を磨いている。
現在、日本ランキング13位の森さんは、次の試合に勝てば日本王者の挑戦権が得られる12位以内に入ることは確実で、タイトルマッチも視野に入る。「準備はしっかりできている。自信をもって試合に臨み、勝利したい」と森さん。「できれば今年中か来年には日本王者に挑戦したい」と期待している。
所属するミニマム級は、日本人選手が比較的多い階級で、世界ランク上位の選手もいる。層は厚いが、日本王者となれば、一気に世界への道筋も開くことになる。
森さんは、藤沢市で生まれ、4歳から兄の影響で空手を始め、高校生で転向。「ボクシングで飯を食っていきたい」とプロになることを決めた。
毎朝のランニングは、辻堂から海岸線を走り、江の島まで行くことも。王者への道のりを、全力で駆け抜ける。
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