藤沢 文化
公開日:2026.03.20
解明進む「大庭城跡」
「戦国土木史を塗り替える?」
現代の技術で市が遺構調査
藤沢市指定史跡「大庭城跡」(大庭城址公園)での試掘、確認調査が今月実施されたことに合わせ、14日に市郷土歴史課による現地見学会が開かれた。市民の憩いの場として親しまれる同公園が、戦国時代の建築、土木研究に重要な史跡であることが学芸員から語られた。
大庭城は中世の山城。当時相模国の守護職にあった扇谷上杉氏一門、扇谷上杉朝昌が守っていたとされる。1512年の伊勢宗瑞(北条早雲)による落城後は、廃城となったか後北条氏に使用されたかは定かではないが、昨年の堀の発掘で1590年(後北条氏滅亡の年)には埋められていたことが分かり、その頃には使われていなかったことが有力視される。
大庭城址は1968年に初めて発掘調査が行われ、掘立柱建物跡や堀跡が確認された。「国や県の指定を目指す上で正確な位置を知ることが重要」と市学芸員。今回の発掘調査では、衛星観測に基づく世界測地系を用いることで建物のより正確な位置を把握。1号掘立柱建物の本体、四面庇の遺構を確認した。学芸員は「予想していたより南側の遺構が出てきた。今後は北側も調査していきたい」と意気込む。
後北条氏は落とした城を改修し利用するため、それ以前の遺構が残らない場合が多いという。扇谷上杉氏時代の遺構は非常に貴重であり、「もしかすると戦国土木工事史が塗り替わるかもしれない」と学芸員は期待の眼差しを向けている。
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