厚木・愛川・清川 社会
公開日:2026.05.01
Interview―看護師育成のKeyPerson 経験は全て、未来への糧 医療法人 徳洲会 湘南厚木病院 看護部長 島根 容子さん
山口県出身。高校生の時に行った修養会でのディスカッションで、同級生が明確な目標を持っているのを知り、自身も「人の役に立つ仕事に就きたい」と考えた。母親の職業だった看護師を志すのは自然な流れだったが、意外にも父親には反対されたという。「身近で見て来たからこそ、大変さが分かったんでしょう。でもやれるだけやってみたいと説得しました」
20歳の時に上京、正看護師となった。結婚を機に鎌倉に移り住み、湘南鎌倉総合病院に勤務し、出産も経験した。その後、夫が脳腫瘍に。休職して看病にあたるも、3年間の闘病生活の末に亡くなった。「だからこそ、患者さんや家族の気持ちに寄り添えるようになった」と話す。
湘南厚木病院の看護部長には昨年12月に着任。看護師を前に話したのが、ソメイヨシノの「600度の法則」。2月1日以降の毎日の最高気温が積み重なり、600度に達した頃に開花するという経験則だ。「看護師になった皆さんはすでに試練を乗り越え、経験を積み上げてきた。これからは綺麗な花を咲かせてほしい」とエールを送った。
看護師の質を高めていくためには、管理者の育成が必要だと感じている。それが下の世代との『共創』につながっていく。「『会話』ではなく『対話』ができる看護師を増やしていきたい」。教育の歩みを止める気はない。
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