平成から新元号「令和」への改元や東京五輪・パラリンピックの聖火リレールートに鎌倉が選ばれるといった明るい話題が多かった一方で、2度の台風が市内を直撃し、倒木や土砂崩れなど大きな被害をもたらした2019年。鎌倉の1年をニュースで振り返る。
【1月】
県と鎌倉・藤沢両市の首長が「村岡新駅(仮称)設置協議会」設立。大船―藤沢間に新駅を設置することをJR東日本に正式に要望した。
【2月】
土砂の剥落で通行止めにした上で、補強工事が行われていた岩瀬隧道の通行が再開された。
【3月】
市が将来のごみ処理体制に関して「市内に焼却施設は建設しない」とする方針を発表した。
【4月】
湘南モノレール湘南深沢駅前の深沢地域整備事業用地の一画で「ポップサーカス」による公演が約2カ月間行われた。
神奈川県議会議員選挙で、自民党の永田磨梨奈氏と立憲民主党の飯野眞毅氏が初当選した。
市が食べ歩きや周囲の迷惑となる撮影自粛を観光客らに求める「マナー条例」を施行。
【5月】
平成から令和に。
清泉女学院音楽部が「国際合唱コンペティション RIGA SINGS」で総合グランプリを獲得した。
【6月】
鶴岡八幡宮など鎌倉が東京五輪・パラリンピックの聖火リレールートに選ばれた。
旧県立近代美術館鎌倉館をリニューアルした「鎌倉文華館鶴岡ミュージアム」が開館。
【7月】
市が所有する施設の敷地内が全面禁煙に。
由比ガ浜海水浴場に県内初となる「バリアフリービーチ」が開設。
市が深沢地域整備事業用地への移転を表明している本庁舎の「整備基本構想」を発表。開庁時期を2025年度中から28年度中へと延期した。
【8月】
国道134号線沿いにある稲村ガ崎3丁目の歩道が高波の影響で沈下。
【9月】
「玉縄青少年会館を2020年度に廃止する」とした市の方針が、市議会定例会で問題に。議会の審議を受けて松尾崇市長が議案撤回を表明。最終的に撤回が否決された後、議案も否決された。
【10月】
腰越中学校吹奏楽部が「第19回東日本学校吹奏楽大会」で、7年ぶり2回目となる金賞を獲得。
【11月】
市制80周年式典を開催。記念事業の一つとして、新元号の出典で注目された「万葉集」など古典文学を集めた「鎌倉仙覚文庫」を市中央図書館に設立した。
鎌倉の世界遺産登録に向けた活動を続けてきた神奈川県、鎌倉市、横浜市、逗子市の「推進委員会」が、登録に向けた推薦書案の作成を「2020年度以降、当面の間休止する」と発表した。
【12月】
鎌倉市、逗子市、葉山町がごみ処理広域化計画の素案を発表。2025年度以降、鎌倉で出た可燃ごみを逗子市の焼却施設で処理するとした。
市が「パートナーシップ宣誓制度」を開始。
2度の台風が市内を直撃
15号・19号という2度の台風が鎌倉を襲い、倒木や土砂崩れ、停電などが発生した。
国道134号線沿い稲村ガ崎3丁目では道路が陥没し、車道は一時片側交互通行に。また玉縄の「栄光坂」で通行止めやハイキングコースの立ち入り禁止など、市民の生活に大きな影響が出た。
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