鎌倉 人物風土記
公開日:2022.09.16
大船フラワーセンターで開催中の「ひょうたん展」を監修する
湯浅 浩史さん
岩瀬在住 82歳
飽くなき探究
○…日本で、いや世界で最も「ひょうたん」を追いかけているかもしれない。全日本愛瓢会・相談役の肩書を持つ植物学者。大船フラワーセンターで現在開催中のひょうたん展を監修し、自身のコレクションも多数出品している。
○…「植物の中で1番おもしろい」。そう評すひょうたんには、多様性があると熱弁する。くびれタイプ、球型、棒型…。大きさも3センチほどの豆ひょうたんから、容量100リットルの特大のものまで、その容量差は10万倍近く、長さは3メートルを超える逸品もある。「ひょうたんは軽くて丈夫。密閉性もあるので用途は幅広い」といい、食器や楽器に変身してみせる。
○…神戸生まれ。中学生のとき、品種改良で有名なアメリカの植物学者ルーサー・バーパンクの伝記を読み、「調べて応用する楽しさを知った」。兵庫農科大学(現・神戸大学)、東京農業大学大学院を経て、現在は所長も務める進化生物学研究所で植物の進化や、民族、環境との関わりについて研究を重ねる。ひょうたんへの熱が高まったのは46年前。専門家としてテレビ番組のロケに帯同してベネズエラを訪れた際、現地の人が水入れに使っているのを目にした。「奥深いなと。世界各地で植物の使用法は異なり、ひょうたんはその土地の文化や歴史をも映し出す」
○…ひょうたんの加工品や民芸品など、世界60カ国以上を訪れコレクションは1900を超えた。30年前から暮らす鎌倉市内には、作品や資料を納めるひょうたん部屋もある。今回の展示会場で、知人から小さなひょうたんをあしらったアクセサリーをプレゼントされ”1902”の番号がふられた。「生涯現役」という研究者は、まだまだ数字を更新しそうだ。
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