意見広告・議会報告
市政報告 市庁舎現在地、利活用の周知を 自民党・無所属の会 森功一
市議会12月定例会において、「市庁舎現在地利活用」について一般質問しました。市役所本庁舎の深沢への移転計画に伴い、鎌倉地域の市民の皆様から「現在地は売却してしまうの?」「行政手続きはどのようになるの?」といった問い合わせを受けることがあります。現在地の利活用に関し、市はイベントなどを通じ周知に取り組んではいますが、十分とは言えません。
市は2024年3月に「市庁舎現在地の利活用基本計画」を策定。売却ではなく、新たに現在地で計画する施設の整備方針では、現在の本庁舎1階で対応しているものに関し「できない相談・手続きはない状態を目指す」としています。
公共施設再編の方針から、新たな施設には老朽化する鎌倉生涯学習センター(きらら鎌倉)や中央図書館、NPOセンターを集約。導入する機能について問うと、「手続き・相談等の行政機能、中央図書館機能、生涯学習機能、防災機能、市民活動の場、歴史・文化・観光情報の発信の場、産官学民が集い議論し、事業の立ち上げを支援する共創の場などを掲げている」との回答でした。さらに、イベントやマルシェなどにも利用できる広場の設置も想定しているとのことでした。
今の市役所駐車場あたりは、漫画『逃げ上手の若君』に登場する諏訪頼重ゆかりの地です。「諏訪地」と呼ばれ、諏訪氏の屋敷跡があり、商工会議所隣の諏訪神社はもととも市役所現在地の交番裏あたりにあったとされています。市庁舎現在地の利活用にあたり、その場所の歴史を大切にしてほしいと要望しました。
市庁舎現在地利活用は、本庁舎の深沢移転が前提となります。市長からは公共施設再編や災害対応に触れつつ、「引き続き、強い想いを持って不退転の決意で進めていく」との答弁を得ました。市民への周知に努め、納得してもらえるような計画を進めてほしいと伝えました。
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