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大船中央病院 市民公開講座 今日から始める糖尿病予防 6月21日(土)午後2時から 要予約
大船中央病院で6月21日(土)、「市民公開講座」が開催される。同院アネックス館6階講義室で午後2時から約1時間(1時30分開場)。今回は「今日から始める糖尿病予防〜自分の身体について知っていますか?〜」をテーマに、県内でも数少ない慢性疾患看護専門看護師で同院看護師長の前田直子さんが講演する。
糖尿病患者と予備群5〜6人に1人
生活習慣だけではなく、体質や遺伝子の要因もあり、糖尿病の種類も様々である。最近の調査では5人から6人に1人が糖尿病または隠れ糖尿病(予備群)とも言われている。
健康診断で数値が高いと気になるものの、すぐに痛みがある病気やけがとは違い、なかなか病院に行かない人も多い。しかし、「糖尿病の真の怖さは、様々な合併症につながるリスクが高いことなんです」と、前田さんは警鐘を鳴らす。全身を巡る血液の異常だけに、心筋梗塞や神経障害、網膜症、脳梗塞など危険な疾病につながるだけでなく、認知症やうつ病とのつながりも判明しているという。
治療についても、研究や薬品の開発が行われ、日々進歩している。「糖尿病の治療では過度の食事制限や大量の薬というイメージを持つ方も多いかも知れませんが、効率の良い方法を知れば、人生を豊かに楽しみながら対策できるのです」と前田さん。「炭水化物と脂質では、血糖値が上昇するピークが違います。食事では何をどう食べるのか、運動はどのくらいのタイミングで行うのが良いか、講演では、医療の視点からお伝えしたい」と話します。
また、糖尿病についての情報が多すぎることも課題だという。「過去に流行した過剰に炭水化物を抜くダイエットでは、脳のブドウ糖不足が原因で痙攣が起きて搬送された方も多くいます。これだけ抜けばよい、これだけ食べればよいというものはありません。20年以上慢性疾患患者さんの療養をサポートしてきた看護師として、正確な情報をお届けしたいですね」と語る。
食の改善と運動を
市民公開講座では、糖尿病の基本から血糖値の上昇を抑える食事のとり方、効率的で無理なく続けられる手軽な運動など糖尿病の対策や治療法をわかりやすく解説する。講座の予約は、左記で受付中。
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