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鎌倉 スポーツ

公開日:2025.11.14

おとなりタウンニュース〈藤沢市〉 日大藤沢サッカー部
2年ぶり8度目の全国へ
激戦制し王座奪還

  • 決勝点を決めた有川選手(日大藤沢高校提供)

 第104回全国高校サッカー選手権大会神奈川予選の決勝が9日、ニッパツ三ツ沢球技球場(横浜市)で行われ、日大藤沢高校(藤沢市)が桐光学園高校を1―0で破り、2年ぶり8度目の優勝を果たした。同校は県代表として12月28日(日)に開幕する全国大会に出場する。

 日大藤沢はシード校として10月の2次予選から出場。日本大学高校や強豪、桐蔭学園など4校を退け、決勝に進出した。

 優勝をかけて戦ったのは、県内最多となる12回の頂点を制した全国常連校桐光学園。

 前半は両者一歩も譲らず、後半37分が経過したころ、FW有川啓介選手(3年)が右サイドからのクロスボールを相手キーパーからのプレスに屈せず左足で押し込んだ。桐光学園も粘りを見せ、残り3分でシュートを放つもゴールポストにはじかれた。激闘の末、試合終了のホイッスルが鳴り、日大藤沢が1―0で勝利を手にした。

けがから復帰仲間に捧ぐ得点

 決勝ゴールを挙げた有川選手は、10月12日に行われた秦野高校戦で利き足を損傷。県予選出場は絶望的と思われたが、驚異の回復力で決勝3日前に練習へ復帰。有川選手は「トレーナーが励まし続けてくれた。県大会ではたくさん仲間に助けられた。全国でも点を取ってチームに貢献したい」と意気込む。佐藤輝勝監督は「激戦を勝ち抜くため、5試合すべて選手の調子を見ながらスタメンを変えていた。緊張感を持ちながら頑張ってくれた」と選手をたたえた。

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