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公開日:2026.11.06
鶴岡八幡宮に新杉戸絵 桜・蓮・牡丹の3部作
鶴岡八幡宮の国重文・上宮東回廊にこのほど、鎌倉にゆかりの深い日本画家で東京藝術大学名誉教授の中島千波さん(81)が手掛けた杉戸絵3作品が奉納された。同回廊に新たな絵画が納められるのは、江戸時代・文政年間に描かれた狩野派の絵師・狩野柳雪の作品以来。
描かれたのは、いずれも同宮を象徴する花々。咲き誇る桜を表現した「櫻花絢爛図」、清らかな蓮が広がる「紅白蓮華図」、あでやかな牡丹を描いた「紅白富貴花図」の連作で、杉戸の木目を生かしながら「繊細かつ力強い生命力を感じられる」筆致で描かれている。
中島さんはかつて二階堂に暮らし、四季折々の寺社や草花を写生してきた縁を持つ。同宮へは1991年に「鶴岡八幡宮四季図」、鎮座800年記念の94年には齋館へ「孔雀図」を奉納しているほか、夏の「ぼんぼり祭」の雪洞揮毫や、2014年の流鏑馬神事で源頼朝役を務めるなど親交を重ねてきた。
中島さんは「これから先、末永く愛される杉戸絵になればうれしい」と思いを寄せた。
吉田茂穂宮司は「人生の節目などに希望を持って参拝に来られる皆様を温かく迎え、思いを後押ししてくれる存在になる」と謝意を示した。
設置場所は祈祷の控室に併設されており、祈祷を受ける参拝者は間近で鑑賞でき、写真撮影も可能となっている。なお、一般開放については現在のところ未定。
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