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茅ヶ崎・寒川 人物風土記

公開日:2020.04.10

BCリーグの「神奈川フューチャードリームス」に入団した
池田 建人さん
市内在住 25歳

愚直に追いかける夢



 ○…現在25歳、今年を勝負の年と位置付ける。子どもの頃からの夢であるプロ野球選手へ、「年齢的にももう後がないというのはわかっている。今季が本当にラストチャンス」。7年間プレーした社会人チームの三菱自動車倉敷オーシャンズに別れを告げ、プロ野球独立リーグ「ルートインBCリーグ」の神奈川フューチャードリームスに今年から加入。この独立リーグで活躍することで、日本野球機構(NPB)入りを目指す。



 ○…父親がコーチを務めていた西浜サンダースで、小学1年の時に野球を始めた。すべてのポジションを経験し、後の人生にも続くピッチャーを選んだ。「左利きで珍しいというのもあった」と前置きしつつ、「責任もあって、ゲームを支配できる。やっぱり抑えたらヒーローじゃないですか」と笑みがこぼれる。中学は硬式チーム「湘南クラブボーイズ」(藤沢)で全国ベスト4、日大藤沢高ではエースとして3年夏に県大会準決勝まで勝ち進んだ。



 ○…野球人生で最も悔しいゲームを問うと、その準決勝の一戦。甲子園の姿も大きくなってきたところで、桐蔭学園高にコールド負け。「ずっと自分が投げ抜いてきて、甲子園までもうちょっとだったのに」。その悔しさは忘れられない。



 ○…オフシーズンに熱中するゴルフ以外は、常に野球のことが脳内を占める。8年ぶりに実家暮らしとなり、友人と食事に行ったり、「竜泉寺の湯」でのんびりしたりと地元を満喫している。



 ○…ただ、今年は勝負の年。社会人チーム時代の先輩で、今やプロ野球界を代表するリリーフピッチャー・森唯斗選手から、「プロで待ってるからな」とエールを送られた。子どもの時の夢まであと少し。「絶対にプロ野球選手になりたい」

 

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