ミニゲームでボールを追う選手たち（提供写真）
サッカー・Ｊ１の湘南ベルマーレは２日、馬入ふれあい公園練習場でおよそ２カ月ぶりにチームの全体練習を行った。選手たちは７月４日のＪ１リーグ再開に向けて、精力的に汗を流した。
全体練習は、サッカーから離れていた時間を考慮した浮嶋敏監督の「けがには気をつけよう」という呼びかけからスタートした。選手たちは接触プレーを避けながら、およそ90分間の練習に取り組み、互いに声をかけ合ってパスを回してボールの感触を確かめた。
チームは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、４月５日からチーム活動を休止。緊急事態宣言の解除に伴い５月27日から、Ｊリーグの定める感染症対応ガイドラインに基づいて、少人数に分けたグループ練習を再開した。交代制で体力トレーニングに取り組みながら全体練習再開に向け準備を進めていた。
キャプテンの岡本拓也選手は練習後、「あらためてサッカーができる幸せを感じています。湘南の良さを出せるような戦いをするために、しっかり準備したい」とリーグ戦に向けて意気込みを語った。
チームは現在、接触プレーを解禁して、実践を意識したゲーム形式を取り入れてコンディションを上げていく。
再開初戦は七夕ダービー
Ｊリーグは15日、７月４日に再開するＪ１リーグ第２節〜34節の対戦カードを発表した。
ベルマーレの再開初戦はホームで、ベガルタ仙台と対戦する七夕ダービーが組まれた。午後７時キックオフ。感染リスクを抑える政府の方針に従い、第２節と３節はリモートマッチ（無観客試合）での開催となる。
観客動員についてＪリーグは７月10日以降から上限５０００人、８月10日以降に収容人数50％以内の条件で開催する見通し。
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