県立湘南高校サッカー部OB会がこのほど、同部創立100周年を記念した「湘南蹴球百年誌」=写真=を作成した。国体全国優勝や6度の全国選手権出場を果たした歴史を、かつての選手や指導者の視点を交えながらひも解いている。
同部は旧制湘南中学が創立した同年の1921年に創部。終戦翌年の46年には第1回国体で優勝し、その後全国高校サッカー選手権大会にも6度出場した。
記念誌は82年から毎年発行するOB会報や、寄稿をまとめた文集など資料を元に、サッカー部OBで織田作之助賞受賞作家の植松二郎さんが最終執筆。戦前戦後の激動の中で、当時マイナー競技だったサッカーがどのように部活動として根付いていったか、礎を築き上げた先人らの軌跡を時代背景を織り交ぜながら読み物としてまとめた。往年の写真や新聞記事、年表なども添えている。
OB会事務局長の関佳史さんは「次代を担う生徒が先人が築いた歴史に興味を持つきっかけになれば。学校関係者以外の方にもぜひ読んでほしい」と話している。
A4変形判334頁。一般販売は行わないが同部ホームページ(http://www.shonan-soccer.com/)から閲覧できる。
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