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鶴見区 人物風土記

公開日:2026.07.16

江ヶ崎サマーフェスティバルの納涼おどりの太鼓を次世代に指導する 鈴木 精一さん 江ヶ崎町在住 72歳

  • 鈴木 精一さん (写真1)

太鼓の音を響かせ継承

 ○…地域の祭りに欠かせない太鼓の音色を次世代につなぐ。祭りの太鼓指導だけでなく、新鶴見小学校の授業内にあるクラブ活動「樽太鼓・エイサークラブ」での指導も20年以上続けている。「太鼓の音1つで地域を盛り上げられる。子どもたちがやぐらの上でたたいてみたいと思ってくれたら一番だね」と目を細める。

 ○…生まれも育ちも江ヶ崎町一筋。幼少期は父が養鶏場や酒屋を営んでいた。「江ヶ崎は同じ名字が多いから屋号で呼び合っていて、『トリ屋』なんて呼ばれていた」と懐かしむ。当時は田畑が広がっており、遊ぶ場所には困らず、6歳以上年上の人と遊ぶこともあった。高校卒業後に酒屋を手伝い始めて地域とのつながりが生まれ、24歳の時には町内会活動を運営する立場になった。太鼓を始めたのは30歳の時。家業を継ぎ、地元の先輩から誘われた。「中学生の頃の仲間とバンドを組んでドラムをしていたので、たたくことは得意でしたね」

 ○…まちの商店主として地域から引っ張りだこだが、子どもたちにとっては「駄菓子屋のおじちゃん」。放課後を迎えると、駄菓子を求めて子どもたちが押し寄せ、次世代の力を間近で感じる。「小さい店内ですが、10人が一斉に入ってきたりして、子どもの活力に押されます」と嬉しい悲鳴を上げる。

 ○…江ヶ崎地区社会福祉協議会の会長も務め、地域の強みに「協調性」を挙げる。防災訓練や祭りにも多くの人出があり、「新しく移り住んだ人も参加してくれている。太鼓も地域の活動も、継続するために参加してもらうことが重要」と力を込める。自身を育ててくれた江ヶ崎町への感謝を胸に、地域の和を未来へつなぐ役割を支え続ける。

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