寒川青年会議所の理事長となる 木村太郎さん 岡田勤務 39歳
マイペースで 歩み止めない
○…寒川青年会議所といえば、祈りを込めた折鶴を10万羽集める「万羽鶴」でも知られる。町活性化を目指して動く若手集団だ。そのリーダーを今月中旬から担う事になった。普段は寒川駅近くの生花店で働いており、クリスマスや年始のシーズンは一年で最も忙しい。休む暇なく仕事とJCの両輪をフル回転させている。
○…人脈の幅を広げたい一心で、10年ほど前に入ったJCの道。最初は会議の多さに驚いた。「会議所」という名前通りだった。これまで様々な活動に携わったが子ども向けのフットサルイベントで見た子どもたちの笑顔が忘れられない。振り返りながら「自分は失敗ばかり、成功はありません」とにっこり。それこそがJCの醍醐味という。「100点の人が入っても面白くないかも。伸びしろのある人に向いてますね」。
○…寒川小・寒川東中の出身で、少年時代から販売や花束作りを手伝った。横浜のフラワースクール(専門学校)で修業し、今では祖父と母から続く店の三代目。競合店といえば以前は同業者だけだったが、最近はスーパーやホームセンターなども加わった。手頃な価格と品質をモットーに、配送にはフットワーク良く応じ「1日中立ちっぱなしでも辛くないです」とタフな横顔も。店舗オープンを飾る花など注文がまとまって入った時は喜びもひとしお。奥さんはブライダル関連のフラワーデザイナーで、時に心強い相談相手になってくれる。
○…新しい活動テーマは「勇往邁進」。目標へ臆することなく突き進む意味だが「1年間駆け足だと続かない。止まらぬように1日1時間でもやり続けたい」と加えた。コロナ禍の逆風の中、マイペースの一歩をひたすら積み重ねてゆく。
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