ベルマーレ 歓喜の勝ち点3 湘南スタイル躍動
浦和に完敗を喫した前節から中5日。J1昇格同期対決の負けられない一戦で、”湘南スタイル”が復活した。
気温8度。4月とは思えない冬のような冷たい雨が降りしきるなか、湘南は序盤から積極的に攻める。「縦」の意識が強く、ボールを持てば周りの選手も一気に駆け上がる姿は、まさに昨季の好調時を思わせる。勝利から遠ざかり、最近では表情に硬さすら見えた選手たちだったが、この日は何かから解放されたかのように躍動感に溢れていた。
そして20分。押せ押せムードが乗り移ったかのように、永木の蹴ったフリーキックは壁を越えてゴール右隅に突き刺さる。その後36分に劣勢に立たされていた大分にワンチャンスからゴールを奪われて、前半を1対1で終了。
しかし後半に入っても勢いが衰えない湘南は55分、サイドライン沿いをドリブルで駆け上がった古林が上げたクロスを菊池が押し込む。生え抜きコンビでリードを奪った後も守りに入らず追加点を奪いにいくスタイルこそ、サポーターが待ち望んでいたもの。その後、途中出場の馬場の惜しいボレーシュートもあったが、スコアが動かず試合終了。リーグ戦で今シーズン初勝利を挙げた。
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