『平塚市史13上 別編 寺社(1)』(監修/菅原昭英氏)が29日、平塚市から発行された。7地区(平塚・大野・豊田・神田・城島・岡崎・金田)にある207寺社を網羅している。A5判で1005ページ。
同書は、江戸時代に編さんされた地誌『新編相模国風土記稿』や、市博物館発行の『平塚の石仏・改訂版』『神仏と祭りの伝承』などにある調査結果をもとに編集された。
江戸時代を中心とした建立期や、明治時代の神仏分離に触れながら、寺院や神社の歴史を地区ごとにまとめた。開祖から現住職までの名前や祀られている仏像や本堂を、写真と図を用いて記録している。付録には平塚市の地図に寺社の位置を落とし込んだ分布図を別差しで添えた。未収録の金目・土沢・旭は今後発行予定の下巻に収録するとしている。
市担当者は、「古文書だけでなく、石仏や路傍のほこらなども加味して編集したのは平塚市史ならでは。歴史の学習や研究に役立ててほしい」と話している。
同書は1200部発行。市内各図書館や各公民館で閲覧できる。また、平塚市中央図書館1階西側にある平塚市博物館市史編さん担当や、市博物館1階受付案内で購入可能。価格は4500円。
平塚市史は市政施行50周年を記念して1982(昭和57)年から刊行。これまでに資料編8冊、通史編2冊、別編3冊の計13冊が出版されている。
問い合わせは、市博物館市史編さん担当【電話】0463・32・5843へ。
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