JリーグYBCルヴァンカップの準決勝第2戦が14日、ShonanBMWスタジアム平塚で行われ、湘南ベルマーレは突き放しても追いすがる柏レイソルをPK戦の末に退け、創設50周年の節目にクラブ史上初の決勝進出を決めた。
敵地での第1戦はドローに終わり、ホームで迎える第2戦は勝者が決勝に進出する状況だった。
この日は、勝利を願う1万3千人を超える両チームサポーターがスタジアムに駆けつけ、開始前から声を枯らして大一番に相応しい雰囲気を作っていた。
試合は、序盤から目まぐるしく攻防が入れ替わり、ボールを持てば一瞬で相手の懐を突いた。ベルマーレは石川俊輝と坂圭祐のゴールで2度のリードを奪っても、柏がしぶとく追いつく展開で、延長戦を合わせて120分におよんだ激闘は2対2で決着つかず、勝負はPK戦にもつれ込んだ。
PK戦は、GK秋元陽太を鼓舞する声援と相手の失敗を誘うブーイングが飛び交うなか、5人が終わって4対4でサドンデスに突入。柏の6人目が枠を外してベルマーレが5対4で決勝切符を手中にした。
曺貴裁監督は「ルヴァンカップはテレビやスタジアムで見ることが多かった。選手の頑張りでファイナルのステージに立てるのは心の底から嬉しい」と話し、「サポーターの皆さんには、おめでとうございますと言いたい」と感謝を示した。
決勝戦は埼玉スタジアムで10月27日(土)に行われ、横浜F・マリノスと対戦する神奈川ダービーとなった。
マリノスとは今季2度の対戦で白星はないが、4対4の撃ち合いや1点差の惜敗など僅差の戦いが続いている。
クラブでは、前身のベルマーレ平塚時代に獲得した天皇杯以来、24年ぶりとなるビックタイトル奪取に向け、「観戦バスツアー」を企画。観戦者を募っている。詳細は公式ホームページへ。
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