自転車による周遊観光の促進を目指し、県と湘南の4市3町などからなる湘南地域自転車観光推進協議会は8月30日、シェアサイクルの実証実験事業を開始した。複数の市町村が合同で実施するのは、県内では同地域が初めて。8月30日〜2022年3月31日まで実施する。
シェアサイクルは、複数の駐輪場(サイクルポート)で、いつでも、どのポートでも自転車の貸し出し、返却が可能な交通手段。各自転車にはGPSが搭載されており、いつ、どこを走ったかなど走行状況を記録する。同協議会はこれらのデータから利用客の動態を把握し、より良い観光促進策の立案などに生かしたいとしている。
ポートはすでに、平塚市をはじめ、鎌倉市、藤沢市、茅ヶ崎市、寒川町、大磯町、二宮町の4市3町にある36カ所に、277台分の設置が完了。平塚市内では市総合公園(20台)、文化公園(15台)、馬入ふれあい公園(10台)、ひらつかタマ三郎漁港(新港)駐車場(10台)、平塚駅南側駐輪場(4台)の5カ所に、計59台分設置した。同協議会によると、9月以降、セブン─イレブン、ファミリーマートの一部店舗でも利用できるよう準備を進めており、設置場所は順次拡大するという。
利用には、協働事業者の「Open(オープン) Street(ストリート)(株)」が運営するアプリ「HELLO(ハロー) CYCLING(サイクリング)」への登録が必要(登録料無し)。同アプリにより、最寄りのポートの検索や自転車の予約、決済までをスマートフォンやパソコンで済ませることができる。
シェアサイクルの利用料は15分60円と、24時間1000円のいずれかを選択。クレジットカードや電子マネーなど、キャッシュレスでの決済となる(現金不可)。
同協議会は「すべて電動アシスト付自転車なので、気軽に走行して観光を楽しんでもらえれば」と話している。問い合わせは同協議会【電話】045・210・5767へ。
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