2月25日、Jリーグは新型コロナウイルスの感染予防のため、すべての公式戦の開催延期を決定した。当初は3月15日までとしていたが、その期間が延長される動きもあり、いつ再開になるのか現状では分からない状況となっている。
そんな中、チームは馬入でのトレーニングを続けている。2月21日の開幕に照準を合わせ、身体も精神もトップギアに上げていただけに、突然の中断はチームにとっても難しいものとなっている。中断に入り、1週間以上のオフを入れるチームもある中、ベルマーレは通常通りトレーニングを続けている。選手たちは「他のチームが休んでいる間に、チームビルディングができるチャンス」「ここまで積み重ねてきたものを無駄にしたくないから絶対に休みたくない」と口を揃える。
浮嶋敏監督は、中断期間の大切さを、このように選手たちに伝えた。
「中断が明ければ、かつてないほどの厳しい日程で試合を戦うことになる。そういう意味では、これから迎えるのは、道で言えば平坦な道ではなく坂道になる。チームが坂道を走るバスだとしたら止まっていたら下がってしまう。このバスはガソリンや電気では動かない。一人ひとりの意思の力で動く。それを全員が認識してこの中断期間を過ごしてほしい」。
グラウンドには、早く試合がしたいという気持ちをエネルギーに変え、日々溌剌とプレーする選手たちの姿がある。キャプテンの岡本拓也が「再開後にどれだけチームとして成長できたかを感じてもらいたい」と話すように、この中断期間を成長のチャンスととらえて、厳しくトレーニングに励んでいる。
この事態が一刻も早く終息することを願いながら、チームは来るべく再開に向けて止まることなく「前進」を続ける。
湘南ベルマーレ
広報・遠藤さちえ(3月9日起稿)
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