平塚市は公共施設の持続可能な管理運営を目的とした「平塚市公共施設等総合管理計画(改定素案)」の市民意見(パブリックコメント)を募集している。2015年に策定した計画の改定案。15年の計画では10年で公共施設の延床面積4%を減らす目標だったが、今回の改定案で1・5%減に下方修正した。
今回の素案は、2015年に策定された同計画を改定したもの。15年の計画では、施設の用途ごとの建設単価・改修単価と床面積から計算された数値に基づき、「今後10年間で(公共施設の)延床面積総量の4パーセント相当の削減を目標とする」としていた。
しかし、市役所本庁舎や市民病院の建て替えを経て、現在の延床面積は14年の約72万509平方メートルから74万6147平方メートルに増加。今後は10年間で延床面積総量の1・5パーセント相当の公共施設削減と目標を下方修正した。
「予防保全」で長寿化
同素案では人口減少や少子高齢化の進行、新型コロナ感染拡大による社会経済の影響などを考慮。昭和45年以降20年間に公共施設やインフラ施設の建設が集中していることから、今後増えると予想される公共施設等の建替えや改修に関する費用の削減や平準化に取り組む必要があるとした。
また、公共施設削減に向けたより明確な道筋を示すため、市は同計画に加え新たに「市公共施設等個別施設計画」を策定。防水や屋根、外壁塗装など、各施設の設備更新時期を整理し、定期的な点検に基づき修繕を行っていく「予防保全」による長寿化を目指す。
改定素案への意見は、氏名、住所、電話番号を明記して資産経営課に郵送(〒254ー8686平塚市浅間町9の1)又はファクス(0120・70・4589)、shisan@city.hiratsuka.kanagawa.jp)で応募。市の回答は後日公表。
|
|
|
<PR>
平塚版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|