動画でおなじみのポーズを披露するなきまさん
市内虹ケ浜出身のユーチューバー・なきまさん（23）＝本名・舟瀬渚さん＝横浜市在住＝が、関内駅を中心に、弁当の配布など路上生活者の支援に取り組んでいる。
なきまさんが支援を始めたきっかけは、ホームレスにハンバーガーを配る米国の高校生の動画を見たことだ。「自分より年下でこんなにかっこいいことをしている子がいる。自分でもやってみようと思った」とさっそく実践。ハンバーガー60個を購入し路上生活者に配ると、想像以上に感謝され、その笑顔に生活の苦しさを垣間見た。
「高齢の方も多い。お弁当スタイルならもっと喜んでもらえるのでは」と、飲食店を営む知人の助けを借りながら昨年３月に手作り弁当の配布を開始。そのようすをライブ配信し、広告収入を活動費用にあて、約１万食の弁当を配ってきた。
弁当配布で生まれた縁で、最近では舌がんを患うホームレスの男性の病院に付き添うこともある。なきまさんは「必要としてくれた時が僕たちの出番。一人ひとりとコミュニケーションをとっていきます」と話す。
チャンネル登録者数は現在13万人を超えた。「登録者の数＝やさしい人の数だと思う。僕たちの真似をしてそれぞれの地域で支援してみた、と言ってくれる人もいる。もっと世の中はやさしくなれるはず」と等身大の支援を続けていく。
なきまさんのYouTubeチャンネル「デンジャラス赤鬼」はこちら
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