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公開日:2025.10.31

平塚出身明治大・大川選手
日ハムから1位指名
プロ野球ドラフト会議

  • ユニフォームを着る大川選手=明治大学提供写真

  • 平塚リトル時代に投球する大川選手=提供

 プロ野球ドラフト会議が10月23日、東京都内で行われ、平塚市出身の大川慈英選手(明治大学4年)が北海道日本ハムファイターズから1巡目指名を受けた。期待の新星の誕生に、地元からは喜びの声が上がっている。

 平塚市立なでしこ小、浜岳中出身の大川選手は、小学3年時に少年野球チーム平塚リトルに入団。当時は打順の1、2番を打ち、主に内野手として活躍した。堅実な守備で肩が強く、足も速い走攻守揃った選手としてチームを牽引。中学1年時には同リトルで全国大会優勝も経験した。その後、藤沢市のクラブチーム「湘南ボーイズ」で投手に転向し、茨城県の常総学院高校、明治大学で活躍を続けた。

 9月から始まった大学秋季リーグ戦では、主にリリーフとして登板。ストレートのキレはリーグで一番とも言われており、10月19日には5季ぶり44回目の優勝を決めていた。

 ドラフト会議当日の23日、同大駿河台キャンパスには野球部監督や同部の4年生らが集まったほか、パブリックビューイング会場も設置され、学生、教職員ら約150人がドラフト会議の中継を見守った。大川選手が1位指名で名前を呼ばれると歓声が上がった。

 大川選手は「1巡目の指名に驚きとうれしい気持ちで胸がいっぱい。自分の強みであるストレートで勝利に貢献し、ファンの皆さんに愛される投手を目指したい」と指名の喜びと、プロ入り後の意気込みを語った。

 平塚リトルで大川選手を指導した加藤弘さん(79)は大川選手の1位指名に「感無量です。ここまで成長するとは思いもよらなかった。相当努力したと思います」と教え子の快挙を喜び、「子どもたちに夢を与えられるプロ野球選手になってください」とエールを送った。

東海大からも指名

 日本ハムは東海大学の内野手、大塚瑠晏(るあん)選手(4年)を3位指名。

 大塚選手は「小さい頃から夢見ていた舞台だったので、指名されてとてもうれしい」と喜んだ。

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