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藤沢 スポーツ

公開日:2026.07.31

エブリサ藤沢ユナイテッド 「本気になれる場」

  • 「本気になれる場」 (写真1)

  • 「本気になれる場」 (写真2)

  • 「本気になれる場」 (写真3)

 「サッカーがつなぐ世界」を目指す――。サッカーを軸に地域で活動を展開するのが「エブリサ湘南ユナイテッド」だ。「藤沢からJリーグチームを作ろう」という目標のもと、かつて市内で同時期に発足した2つのチームが統合。2022年から現在の体制となり、今年は県1部リーグで戦っている。内田大貴さん(35)は今季から同クラブへ移籍し、キャプテンとしてチームをけん引。横浜F・マリノスをはじめ、パラグアイやチリといった南米のトップリーグでもプロとして在籍した経験を持つ。社会人として働きながら、今なお県のトップリーグでサッカーを続ける舞台裏には苦労と情熱があった。

新たな環境

 昨年まで3年間所属していた同リーグ「FIFTY CLUB」から「環境を変えたい」と移籍した。ベテランと呼ばれる世代の選手が多かった場から一変、現在ではチーム2番目の年長者に。多くの若手選手が周りにいることに雰囲気の変化を感じている。「世代別の代表経験がある選手も複数人いて、上手い」

 攻撃的なスタイルで戦うチームを後ろから支える守備的ミッドフィルダー。持ち前のキック精度と試合の流れに変化を加えるロングフィードでゲームを組み立て、時に前線で攻撃に参加しシュートを放つ。フィールド全体を縦横無尽に駆け回るプレースタイルで、今シーズンはすでに公式戦2ゴールを記録している。

支えて、率いて

 週に2回の全体練習に加え、週末には試合を行う。大学生から40代まで幅広い世代の選手が学校や仕事、家庭など、それぞれの事情を抱えながらチームの活動に参加する。仕事が優先になる生活の中でのモチベーションの変化やスケジュールの問題もあり、メンバー全員が毎回顔を出すのは難しい。内田さんは集団を率いるキャプテンとして、選手間や選手と監督との間に入ってコミュニケーションを図り、チーム全体を積極的に支えている。

両立させる情熱

 普段は流通系の職に就き、関東圏に資材を運ぶ。早朝に起床、夕方頃に業務を終え、練習場へ。子ども向けサッカースクールでの指導が入ることもあり、一日を通して長時間のハードワークになることもたびたびだ。「休みはないですね」と笑って話すが、多忙なスケジュールの中でも、筋トレや身体のケアは欠かさない。

 「好きだから」という強い気持ちこそが、仕事とサッカーのハードなスケジュールを両立させる原動力だ。「社会人になると、本気で勝負することがあまりない。若い選手たちとも一緒にきついトレーニングをこなせる、仕事以上に本気になれる場」と口にする。

 「一度観に来れば、社会人リーグがどれほど熱いのかを感じてもらえると思う。藤沢にはエブリサがあるとたくさんの人に知ってもらうために、サッカーを通じて地域全体を盛り上げていきたい」と熱っぽく語った。

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