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公開日:2026.07.03
湘南ひらつか七夕まつりをつなぐ 前夜の準備に「平塚愛」込め
「第74回湘南ひらつか七夕まつり」が7月3日(金)から5日(日)まで開催される。きらびやかな大型飾りが通りを埋め尽くす光景は圧巻だ。その舞台が幕を開ける前日の街では、飾り上げに奮闘する人たちのドラマが繰り広げられている。特に、メイン会場の湘南スターモールでは、毎年通行止め(今年は午後8時から)の直後から夜通しで飾りの設置作業が行われている。
今年、湘南スターモールには80本の飾りが掲出される。飾り上げの作業は、地元の事業者やボランティア団体が担っている。平塚市、大磯・二宮町の40歳までの若手が地域活動を行う平塚青年会議所(尾崎圭記理事長/平塚JC)もその一つだ。
平塚JCは、25年前から市民グループや団体が製作する「市民飾り」の飾り上げをサポートしている。自力で飾りを掲出することが難しい団体への手伝いや、一般ボランティアへの技術指導が中心となる。
作業はまず、飾り製作現場であるひらつか市民プラザから、完成した市民飾りを掲出場所へと運び出すことから始まる。携行するのは、はさみ、インシュロック(結束バンド)、ビニールテープ、ビニールひもの4点セットだ。
1基の飾りを上げるのに要する時間は約20分。地上で飾りを取り付ける作業に10分、引き上げる作業に10分というスケジュールで進められる。
細やかな配慮
サポートの現場では、単に作業をこなすだけでなく、飾りの高さの要望を聞き、絵柄が最適な位置に見えるかどうかの確認をする。各団体が込めた「こだわり」を丁寧に汲み取り、吹き流しの長さに至るまで細かく調整を重ねていく。
各団体の飾りに対する愛着は強く、飾りを上げている最中や、上げ終わった後でも「やっぱり高さを変えてほしい」と要望が出ることも珍しくない。「実際に現場で関わることで、作られた飾り一つひとつに、深い思い入れがあるのが分かる。みなさんの熱意に触れられて面白い」とほほ笑む。
「一番大変な作業」と尾崎理事長が話すのが、竹に緑色のトラロープを結びつける工程。飾りが落下しないよう強固に括り付ける必要があるが、ここで平塚JCの組織力が発揮される。様々な業種のメンバーが在籍しているため、建築業など「その道のプロ」である会員が最終的な安全確認を行っている。
裏方のやりがい
尾崎理事長は、2014年から毎年この飾り上げの現場に立っている。「自分たちがやらなければまつりは成功しない、という気持ちで続けている。表舞台に出る活動ではないが、地域の役に立てているという実感が大きなやりがい」と、活動への誇りをのぞかせる。
「出店を目当てに来場する方も多くいますが、お越しの際はぜひ、上を見上げてみてください。各団体、企業の思いが詰まった飾りを楽しんでほしい」と呼び掛けた。
裏方たちのまつりに対する想いによって空高く掲げられた七夕飾り。その一本一本に、平塚愛を感じることができる。
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