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平塚・大磯・二宮・中井 文化

公開日:2026.08.07

豊穣祈り 農具へ感謝 六所神社で万鍬禮祭

  • 五穀豊穣を祈願する式典

    五穀豊穣を祈願する式典

  • 鯉を放す参列者ら

    鯉を放す参列者ら

 農具に感謝して五穀豊穣を祈念する「万鍬禮祭」(まんがれいさい)が7月20日、大磯町の六所神社(柳田崇道宮司)で開催された。

 万鍬は、木製の柄に幅の広いフォークのような鉄の刃を付けた農具で、耕運機が普及するまで田植え前の代搔きで使われていた。

 万鍬に感謝する祭礼を行う神社は全国でも珍しく、同社の主祭神・櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)の出身地が「鉄づくり発祥の地」と言われる奥出雲(島根県)であることから、「そのご縁で、この地にいち早く鉄製の農具が伝来し農地が広がったことから、万鍬に感謝する祭が始まったのでは」と推測されている。1500年近い歴史があり、江戸時代までは氏子のみの祭だったが、現在は一般にも公開。相模国府祭(こうのまち)を特別な祭としながら、櫛魂祭(くしまつり)を例大祭、万鍬禮祭を中祭として催している。

 今年も宮総代や氏子総代、各地区の区長ら約60人が参列し、豊作を祈念した。

 また、この日は境内にある東側の池の島に鎮座する「ひぐるま弁天社」の例祭も催され、鯉の放生会が行われた。放生会は捕獲した生き物を自然に放つことで、命を尊び慈しむ気持ちを育む行事。今年は13匹の鯉が新たに加わった。

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