寄 稿 ALL大磯でまちづくりを 玉虫志保実
平成23年に町民主体のまちづくりを推進する「大磯町自治基本条例」が制定された。町は翌24年から大磯駅前自転車駐車場の建設計画をスタートさせ、25年5月に公募の建築家を含む町民ワークショップが自主的に行った視察や模型を用いての研究後の提案を参考に2つの案が提示されたが、町から突然提示された新案に決定され、一同、疑念を抱き失望を味わった。
同年3月に策定の「大磯町立中学校給食に関する懇話会報告書」では、自校方式が示されたが、町はデリバリー方式を選択。昨年10月に破綻し、多くの町民が町に失望した。中学校給食の実行は5年前に決めていること。現代社会が抱える問題からも給食は不可欠であるという点への私の認識が甘く、勉強不足だった。
最近の大磯町には失望感や、あきらめ感が蔓延していると感じる。そろそろ、強いリーダーに任せておけばいいという考えは改め「自分たちの町のことは、自分たちで責任を持ち、自分たちで決めていく」という考えに切り替えてはどうか。自治基本条例は町づくりの規範。よりよい町づくりのためには、役割分担をしながら足りないところを補い協力が必要。当事者意識を育て、より多くのひとがまちづくりに参加する町にしていきたい。
玉虫志保実
大磯町東小磯318
TEL:0463-61-7555
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希望と安心のまちづくりへ3月29日 |
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