大磯港で1月16日に予定されていた大磯市(いち)が、南太平洋のトンガ付近で発生した海底火山の噴火に伴う津波警戒の影響で急きょ中止になった。突然の事態に肩を落とす出店者も多い中、実行委員会の呼びかけで、飲食物の販売を予定していた出店者に店舗前や駐車場を売り場として提供する店が現われるなど温かな支援の輪が広がった。
当日の明け方に大磯市の中止を決定した実行委員会は出店者らに連絡を取るとともに、SNSなどで周知。中止を知らずに来場してしまう人のため役員らが早朝から会場前に立ったが、津波注意報が出ていることもあり港を訪れる人は少なかった。芦川博昭実行委員長は「2年ぶりの大磯市で残念な気持ちもあったが、海が近いイベントなので安全を優先した。若い人たちがSNSなどを活用して率先して動いてくれたおかげで、用意していた商品が完売した店もあったと聞きホッとした」と語る。次回は新型コロナの状況を見ながら春頃の再開を検討する。
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