任期満了に伴う二宮町長選挙(11月15日(火)告示、同20日(日)投開票)に、社会福祉法人常務理事の三枝公一氏(55)=山西=が立候補を表明し本紙の取材に応えた。
同選挙には現職2期目の村田邦子氏(65)と町議の坂本孝也氏(78)が名乗りを上げているが、 三枝氏は「局地的な話が多く、町の将来を見据えた具体的なビジョンが見えてこない。まちづくりに対する思いや応援してくれる人たちの声もあり、挑戦を決意した」と出馬の動機を語った。
「限られた予算は建物ではなく、人と人のつながりによる豊かさのある暮らしに使いたい」とし、町が進める新庁舎の移転整備計画については「将来人口と維持管理を考えると、子どもたちに負債を残すことになる」と反対。「暫定的に既存施設などへ行政機能を移転して現庁舎の耐震性の不足や災害時の対応拠点としての機能を確保しながら、デジタル化などによる役場業務の見直しを行い、行政機能の分散も含めて将来の役場のあり方を考えるべき」とした。また有機給食の実施と無償化、在宅介護サービスや介護家族に対する支援の充実を掲げ、中・長期的な方策として、町有地と民間を活用したエネルギー・食糧・就労の自給自足などの考えを示した。
三枝氏は14年前に同町へ移住。二宮中学校PTA会長、一昨年によろず相談などを行う一般社団法人を設立している。
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