大磯町立国府小学校５年生の神村雅さんが、このほど横浜ＤｅＮＡベイスターズのジュニアチームのメンバーに選ばれた。12月末に開催が予定されているプロ野球12球団対抗のジュニアトーナメントに出場する。

　選考には今年、県内外から約９６０人が応募。守備や打撃など３度のセレクションを経て、16人が選ばれた。なお、そのほとんどが６年生で、５年生は神村さんを含む２人のみ。

勝利に貢献誓う

　就学前から家族でプロ野球観戦に出かけていたことをきっかけに興味を持ち、小学校１年生から野球を始めた神村さん。現在は、より良い練習環境を求めて、東京の東村山サンライズベースボールクラブで野球に打ち込んでいる。守備範囲の広さが武器の内野手だ。ベイスターズスクールのアドバンスクラスにも通っており、コーチの勧めでセレクションに応募。前日の遠征試合の疲労もあり十分に実力を発揮できなかったが、合格の通知を受け「落ちたと思っていたので、うれしかった。大会では得意な守備と走塁、声かけでチームの勝利に貢献したい」と闘志を燃やす。

　将来の目標は「甲子園で活躍して、ドラフト１位でプロになること」。所属クラブでコーチを務める父の悟さんは「ここからが本当のスタートと思って練習に励み、大会で活躍してほしい」、母の明日香さんは「人一倍の努力を信じて、本番でも頑張って」と温かく成長を見守っている。