2023年神奈川県広報コンクールの審査結果が1月29日に発表され、大磯町が広報写真の組み写真部門で最優秀作品に選ばれた。町政策課で広報を担当する原田竜一さんは、「町民の方に手に取ってもらえる広報を目指してきた。これからも、町民の皆さんにとって身近な広報づくりを続けたい」と顔をほころばせる。
今回、最優秀賞を獲得した誌面は9月1日号の広報おおいそ。創立150周年を迎えた大磯小学校と国府小学校を祝うコンセプトで、各校それぞれの教室で撮影した写真を組み合わせ、まるで1枚写真のように仕上げた。表紙と裏表紙に大きく配置するレイアウトを初めて取り入れ、表紙のみを切り離して、保存できるようになっている。
原田さんは「150周年という節目はこの1年だけ。学校教諭や児童はもちろん、卒業生の皆さんがタイムカプセル実行委員会を立ち上げるなど、盛り上げようと企画しているのを感じていた」と話し、「広報としては事業をやっているわけではないけれど、150周年のお祝いを盛り上げることに協力したかった」と表紙レイアウトを考案。事前に学校に足を運び、黒板の大きさや床からの高さを測るなど準備して、撮影当日には子どもたちに絵を描いてもらいデコレーションした。同じく広報を担当する職員は「黒板に好きな色で自由に絵を描いていいという機会は意外と少ない。児童の皆さんが積極的に参加してくれてうれしかった」と振り返り、「捨てるのがもったいないと思ってもらえる、町民の皆さんに愛される広報を作っていきたい」と話していた。
池田東一郎町長は受賞をうけ、「町が取り組んでいる住民サービスを知ってもらうためにも広報は行政の一丁目一番地。手に取ってもらうための工夫に対する職員たちの熱意が届き、最優秀賞につながったと思う。子どもたちのいい笑顔を引き出した素晴らしい職員に感謝」と喜んだ。
過去の広報おおいそは町HPで閲覧できる。
大磯・二宮・中井版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|